機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン1 [DVD]

機動戦士ガンダム00 セカンドシーズン1 [DVD]


メメントモリ破壊(ついでにイノヴェイターのロンゲ死亡)→破壊しきれませんでした→破片を敵味方力をあわせて除去→これが見たかった!(幻夜ばりに)→やっぱりバッドエンドでした


という。30分間に視聴者の感情と展開をこれでもかと起伏させた濃い回だった。特に巨大な災害に敵味方一丸となって対処したのに、一段落ついたら個人の感情を爆発させて殺人を敢行する様が、冒頭の「人は過去を忘れ過ちを繰り返す」発言とシンクロしていて実にうまい。オメー作ったのはオレなんだから同じイノヴェイターでもオレのほうが偉いに決まってんだろカスとかいう小物発言は脇にスライドさせておいて・・・。まぁピーリスが大佐を見つけて、ほぼ同時にアンドリューが「反乱の首謀者か」と発言した時点でイヤな予感はしてたんだけど・・・。ハッピーエンドと思わせて最後の最後にどん底に叩き落すあたり、ああ・・・黒田だなあ、と。ガンダムにおいて正気に戻ったのに他のキャラに殺される強化人間によくあるパターンなものの、皆殺しはもう古い、持ち上げて落とせという黒田の声が聞こえてきそうだ。勇次郎も力みなくして解放のカタルシスはありェねェ・・・って言ってたし。これでピーリスもピーリスに戻っちゃうんだろうなァ。俺はそのほうがいいけど。


キラ「ビムサ見てからセーフティシャッター余裕でした」


まァ・・・お前はな・・・。


黒田脚本は基本クソタルイ前半〜中盤で溜めた足を後半で爆発させるイメージがあるので、スタート即中盤以降のOOの放映システムとは割りとマッチしてるんじゃないでしょうか。力みなくして、ですよ。あと今回不幸なのは大佐のインパクトの所為で放送見終わった直後に本気で失念してた、イデオンソードでやられたイノヴェイターの彼だと思う。折角グラブロから受け継がれる高速MAのお約束「敵を拘束・捕獲したはいいがそのせいで攻撃を避けられずに死ぬ」パターンを踏襲までしたと言うのに。そういえばトリルバイトも・・・。どうしてこうビグロといいヴァルヴァロといいガブスレイといいアシュタロンといい、クロー付きの高速MAは相手を捕獲するのが好きなのか。そんなことだから小川雅史の風林火嶄で「見かけによらず相当なスピードで相手を翻弄しつつ両腕の爪で捕獲が可能だが、そうするとスピードがだせる意味がなくなる」ってネタにされちまうんだ。


ついでにバキと言えば先週の「トランクス一丁の男がアッパーを食らって負ける」シーンを見ると・・・







どうしてもコレが・・・。次回地下闘技場の天井にジャックが突き刺さっても何も驚かない。




いきなり話が逸れるが仮面ライダー・ディケイドが面白いらしい。何でも過去のライダー世界に飛んで喧嘩を売りまくる話とか。フェイトの元になった龍騎に続いて今度は「ぼくらの」みたいなハナシだ。破壊魔定光とか言ってたヤツもいたけど。ただ今後ボコられる過去ライダーを思うと、それぞれの作品に思い入れのあるファンが・・・既にディスられたクウガ好きの人が微妙に怒ってるし。そう考えると僕らのやらサダミツやらより、むしろ歴史上の達人を自らの創作キャラでディスりまくった修羅の刻に近いのかも知れない。まあライダーはブラックRXとV3しか知らん俺にしてみればクウガがボコられようとアギトが瞬殺されようとどうでもいんだけど。シャドームーンが雑魚にされなきゃね。