ガン×ソード VOL.4 [DVD]

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第17話「座標Xを追え」
噂の水着回。ガンソ知らない人もこの水着回とロバの存在を知っている人は多いはず。何故なら俺が知っていたからだ。


シリアスなBGMに乗せて真面目にバカをやるトライアスロンもさることながら、プリシラの水着がエロ過ぎて参った。カルメンさんは元々腰周りの露出が激しいから、胸以外はあんま変わらん・・・。でも一番エロかったのは棒に肢体を絡ませるストリップスタイルを見せ付けたファサリナさん。


この回からエルドラ5の爺さん達とプリシラが仲間に加わり、移動拠点のホバーベースも手に入れて大所帯に。今回出番のないヤローどもの中でも、ひたすら飲んで騒ぎ続ける爺さん連中は輝いてました。


第18話「祈るはサウダーデ」
視点をミハエルに移してのカギ爪組織の内乱話。通路の陰に隠れるメリッサの体勢がやけにエロかった。あとマンソンさんの股間に自然にモザイクが・・・。


カギ爪のサイコっぽさが強調された話でもあって、「ああ・・・またやっちゃった・・・またまた・・・」と言いながら涙を流すカギ爪を見てると、キチガイって怖いなあと。この人と話してたらいつカギ爪が振るわれるか気になってしょうがないし、笑顔で人殺せそうだから表情もアテにならないし、思考回路が理解不能だからどこに何のスイッチがあるか不安で仕方ないしで、なんかもう虎眼先生みたいだよこの人。絶対正対したくない。


ミハエル主役ということでタイトル通りサウダーデ・オブ・サンデーがお披露目。オーラバトラーが生やしてそうな羽根が付いてました。


第19話「素懐の果て」
読めねぇ。ソカイ?


座標Xからカギ爪のいる場所まで続く海底トンネル内でロリショタのオリジナルセブン(と前回も出てきた龍型メカ)とバトルバトルバトルな話。相変わらず飲み食いしかせず回を増すごとにリビングルームを自室のように変貌させていった爺さんズにもようやく光が。


「やっちまった」「終わった」「何もかも」

ここも光ってたけどな!


「聞くがいい、勇気と誇りの合言葉!ここは任せて先に行け!」と言い、さらにガオガイガーっぽくなった決めポーズとプリシラに突っ込まれた長い前口上、エネルギー切れを電池(デンドー?)で補給してぶっ放す必殺技と言い、とことんスーパーロボットというか勇者ロボをパロったバトルと、ヴァン&レイvsカノッサ&メリッサのタッグバトルで二度美味しい回でした。・・・一人尻にケーブルをコネクトさせた以降イマイチ見せ場のなかったピンクがいるけど。動きは対抗できるものの1vs2で決め手にかけるヴァンに対して、離れてチャージするレイはピッコロさんの役割ですね。


第20話「ワンダフル・ユニバース」
カギ爪の男の目的とそれを果たすための具体的な方策が明かされる話・・・なんだけど、ファサリナさんがエロ過ぎてどうでもよくなった。







↑これがノー規制で流れて水着回に検閲が入るっておかしくねえ?見せなきゃいいの?昔のピンパイ15禁アニメなの?アングルをうまく使ってごまかしたと思ったら次の瞬間に騎乗位の全景を映し出すって何なの?谷口繋がりエターナルデボーテなの?ねえん?リヴァイアスといいギアスといい、ほんま谷口作品には魔が宿っとるでえ・・・。


あとファサリナさんのおかげでインパクト薄くなったけどプリシラもアレですよ。全裸ッスよ。ジュシュアくん、裸体にまるで興味なしの様相でまくし立ててたけど、17話の「水着王国には下着はあるんでしょうか。眠れません」発言は何だったのか。


・カギ爪の男の目的
自分の意識を全ての生物に宿らせ、本能にリミッターをかけることによって人類から争いを取り除くこと。うーん。意識の統合ネタって最近多いなあ。いやこれは2年前のアニメだけど・・・。自分を意識lvで拡散させて万物に宿らせるってのは封神演義のダッキみたい。しかしこの手の意識統合系悪役に、組織が成立する数の人間がついていく理由が毎回わからん。ディエス・イレみたく同化を屁とも思わない側近のみ真相を知っているとかならわかるんですけど、カギ爪は計画の全容を今回構成員全員に向けて話しちゃってるし・・・。そのうえで一人も離反者が出ないという事は・・・。18話のクーデター組みたいに今までにも何人か離反・粛清されて、残ってるのは末端に至るまで真性のキチガイってこと?まあ現実の宗教組織にも何でこんなバカな考えに心酔してんの?って人が沢山いるので、そういうモンと割り切るしかねーか。


この一概に善とも悪とも言えないカギ爪理論に対して、何か間違ってるのはわかるのにうまく反論できないウェンディ達、そこで我らがヴァンは・・・


「よおくわかった。急がなきゃ俺の手で殺せなくなっちまうってことがな!」


一蹴。素晴らしい。こういう事が言えて、こういう事が出来るのがダークヒーローの魅力ですよ(ヴァンがダークヒーローかと問われると微妙なものの、大抵の復讐鬼主人公はダークヒーローにカテゴライズされると思う)


どうでもいいけどカギ爪の意識が生物に宿ったら「お友達になりましょう・・・」とか言って相手を殺しちゃって、人類死滅する気がする。19話のアレが演技ならそもそもの平和を語る意思自体が眉唾ものになるし、言葉どおりの本心であれなら、友達になりたい相手を抱きしめて殺して「またやってしまった・・・また、また」とか呟く人格破綻者の精神が宿ることになるしで八方塞り。やっぱダメじゃねこの計画。


第21話「空に願いを 地には平和を」
ミハエルの乗ったサウダーデを宇宙に打ち上げる時間稼ぎをするためにファサリナvsヴァンのバトル。ファサリナさん、もはや痴女。


「何言ってるんですか!皆さんがやったんでしょう!熱でペイントが剥がれたからって!(略)その後だって飲んだり食べたり!」
爺ちゃんズ。プラモを塗装途中で投げ出して忘れるモデラーのようだ・・・。この件に加えてカルロス探しにまで駆り出されて(爺さんズは探す気なし)、本当にジョシュアは一行のヒエラルキー最下層にいるんだな。


・脱童貞で別人のように落ち着き払ったミハエルを見てのカギ爪
ファサリナくん・・・大したものだなあ
SAGAったからね・・・。


しかしヴォルケインは美味しいところに出てきて美味しいところを持ってくパターンと期待外れのパターンとで両極端過ぎる。初登場や双子戦は良かったけど、龍型メカの時やゾネットでの強襲、今回の狙撃失敗は如何なものか。まあ今回の狙撃失敗は、阻止された時のカウント(4)が半端なことや、あまりにもあっけなく処理された演出をみるに、構成の問題かも知らんけど。折角目の負傷という伏線があったんだから、撃つのには成功しても単純に外したってほうが良かった気がする。


第22話「誰がために」
前半はカギ爪の男とウェンディのデート、後半はダンを前回壊された格納衛星の代わりにガドヴェドの格納庫に打ち上げてシュートインさせる為の話。なんか集合写真を撮ったりヴァンとレイがお互い認め合ったりと、話数的に考えてこれが最後の明るい話の気がして、逆に軽く欝。


それにしてもウェンディの成長ぶりが著しい。ゾネットに続いてまた何処行ったかすらわからねーってふざけてんのかとキレるヴァンに対しての返答は、ウェンディが金魚のフン的な立場から真に対等な同行者となった感がある。20話でも兄貴の誘いを断ってたし、ゾネットで兄貴に捨てられヴァンに責められて故郷へ帰ろうとしてた頃から考えると、物語における主人公の成長部分はウェンディが担ってるんだなあと実感。復讐鬼ってあんま人間的に成長する余地がないし、成長したらしたで復讐やめるパターンはゲンナリなんで(例外はGガン。さすがに全50話を復讐で通すのは無理があるのでギアナ高地でケリをつけた)、うまくキャラを振り分けたもんだ。


ただこの話で疑問なのが、ダメージのせいで動けないのはわかるけど、中に入っての延命処置も不可能ってのがよく・・・。どうも電池切れみたいな印象なんで、電源切れたらあの延命能力も働かなくなるってことなのか・・・。さらに疑問なのが打ち上げまでにかかった日数、1週間。それ、打ち上げしないで進んでりゃカギ爪のところに辿り着けてたんじゃ・・・。その場合カギ爪殺せてもヴァンが死にそうだけど。


・宇宙
ジョシュア「ヴァンさん!大変です!みんな宇宙を知らないって!」
ヴァン「俺も知らんが・・・」
プリシラ「建物?」
ウェンディ「町の名前ですか?


カルメンさんは知っててもよかったのに。「空のどこらへん?」ときたもんだ。情報屋・・・。


この話、後半はジョシュアが主役と言っても過言ではないくらい機械好きキャラとしての本領を発揮してるのに、スパロボだと基本技術力が違い過ぎてハカセ・メカニック系キャラの中でも最下層の位置に・・・。不憫だ。不憫といえばウェンディも美味しい場面をプリシラに取られて・・・。打ち上げの瞬間にいくらか盛り返したとはいえ、このままだとレインよろしく敵の手に落ちたりしないとレースに勝てないぞ。


第23話「みんなのうた
よくわからんがカギ爪の男の計画はサウダーデによって牽引された月を地球にぶつけることなのか?いやそれだとカギ爪の人が大好きっぽい人間以外の動物も死滅するので、直前で停止させた月の引力で海面を上昇させて人間だけ洗い流す・・・いややっぱ陸上動物は死ぬよ。光を放ちつつ近づいて大きく見えるようなった月を、今まで旅の途中で出会った人達が見上げる演出がイカス。アカギさんはやっぱり海の上で見上げていたので、この人の場合海面が上昇しようが地球洪水計画だろうが関係ないのかも知れない。潜水艦あるし。あとラッキー様がいなかった。2話のヒゲと違って死んだ描写がされたわけでもないのにいなかった。何故・・・。


また、月基地へ辿り着いたミハエルへのコメントから、カギ爪が月の人間、というか地球人であることが判明。宇宙船内部での争いで右腕を失い、人に絶望してエンドレスイリュージョンに流れ落ち、今に至るっぽい。凄く・・・迷惑です。


・ダンvsサウダーデ
地球を背景、OPをBGMに登場するダンは掛値なしに格好いい。歌詞がないことを利用して台詞を邪魔せず場面に被せられるOPの演出も素晴らしい・・・んだけど、これもまた演出というか、宇宙空間のリアリティなのか、ビームを撃とうがスラスターを吹かそうが機体がカチ合おうが音が一切しないんだよなー。ここはちょっと拍子抜けかも。代わりに非童貞ミハエルと童貞ヴァンのまるでかみ合わない舌戦が面白い。「俺にわかるように説明しろ!」ということか・・・。ウェンディの件になってやっとまともにかみ合ったけど、それまでのミハエルの空回りぶりが笑うしかなかった。




さて残り3話。どう決着が付くのか楽しみ。