Steins;Gate (シュタインズ・ゲート) (通常版) - Xbox360

Steins;Gate (シュタインズ・ゲート) (通常版) - Xbox360


終ッ了ォー。はいはいネタバレだよ。やってない子は帰った帰った!








十一章への入り方が素晴らしい。アレ?言われた通りメール返信したのに助手EDのまんまやぞ、とか思っちまった。いやあるとしてもSFCのスレイヤーズみたいにスタッフロール全部終わって、暗転してしばらく待つとイベントが始まる、とかそんなんだと思ってただけに、途中でノイズ入って巻き戻る演出にはびっくりしたわ。


その後の展開は割とパターン予想が当て嵌まってたけど・・・まぁ・・・別に当たったって偉いとかちゃうねん・・・。別に「若い頃は予想して当てて喜んでたけどさ・・・」とか髪をかき上げて「フッ」とか付け加えられそうな口調で言われたからとかちゃうねんで・・・ホンマホンマ・・・。それにあくまでパターン予想なんで、一回目のトラベルんときは「鈴羽お前何処でサボってんだよ!また出待ちかコラ!」って製作側の期待通りなリアクション取っちまったし。


EDでは「だから私はクリスティーナでも助手でもないと言っとろうが・・・っえ?」ってとこで涙腺崩壊しかけた。結局関係初期化されたってオチだったけど、こーいう形で終わるなら全然アリアリ。


早速ネタバレ解禁で情報追いまくるぞオラーってんで、手始めにwikiいってみれば、さすがにゲームの内容が内容だけに考察項目が膨大に・・・。大体みんな気になるポイントは同じなんね。おかげでトゥルー迎えても気にかかってた謎もほぼ全部解決されてスッキリ。メタルうーぱをうーぱに変えたのは、それでいいのか?って気もするが。アレならまゆりが落としたメタルうーぱを普通のうーぱとすり替えて置いたのさ!とかのほうがいいんじゃね?




以下キャラ雑感ー。




【岡部輪太郎】
主人公。邪気眼。厨二。湊斗さんほどじゃないけど、このテのゲームの主人公としては相当好感の持てるタイプ。多分人気投票やったら助手と1、2を争うくらいには人気があるんじゃなかろうか。序盤の鳳凰院モードは軽くウザかったけど、章が進むに連れてどんどんシリアスになっていくと、むしろ鳳凰院モードが懐かしく思えてくるから不思議。それだけに十章ラストの空元気や、十一章の鳳凰院復活ッッ!場面は、前者は泣けて、後者は燃える。でも一番好きなのは鳳凰院モード中に狼狽して素に戻った時の一言。


「バ・ナ・ナを、出せ!手品でも披露していい気になってるつもりか!」


「あいつまた切った!また切ったぞ!」


とかこの辺ね。バナーナァ、バナーナァー!




【牧瀬紅莉栖】
メインヒロイン。数々の異名を持ちねらー用語を自在に操る高貴なる天才少女。基本的に俺のキャラの好みってのが、頼りになるツンデレか、依存しないと生きていけないタイプのキャラなんで、そういう意味でも最も好み。ここら辺、守ってやるとか冗談じゃない、俺を守れ!って願望と、俺が依存するのは裏切られる可能性があるから御免だが、依存するなら俺にしろという、歪んだ性癖が見え隠れしてるようでちょっと怖いですね。石を投げてはいけません。ちなみに要素としてはツンデレ好きってより、頼りになるタイプが好きなんですけども・・・。大抵頼りになるタイプってツンデレを兼ね備えてるもんで・・・。逆にいえば何かしら秀でてる要素(戦闘力・知力・身体能力・芸術家・家柄等)がないツンデレって存在するのかしら・・・。運動もダメ、頭もイマイチ、何かしら得意分野があるわけでもなく、家柄や地位が特別なわけでもない、特別な裏設定や出自もない・・・そんなツンデレ・・・。まあ、90年代のギャルゲーや川原漫画には意外とあっさりいそうだが・・・。


妄言は兎も角として、作中でも常に主人公の相談相手として精神的な支柱でありつつ、ツンデレでありながらもメールの時だけ素直さ爆発(ねらー用語を好きに使える初めてのメール相手ってのもあるだろうけど)って時点で・・・もう・・・何も言うまい。何気に男口調多目な理由付けとして、ネラーだからってのがうまいと思ったり。




【椎名まゆり】
メインヒロインその2。幼馴染。中盤からラスト手前までは彼女を救うことを目的として行動することになる・・・のだが、幼馴染キャラの宿命か。他のサブヒロインに比べれば扱いはいいとは言え、トゥルー見ちゃった後だとどうしてもグッドEDには見えない・・・。あの後第3次世界大戦なワケだし・・・β世界線ってことは、オカリンは15年後に死ぬんだろうしなァ・・・。クリスEDならぐるっと回ってトゥルーEDの15年後オカリンに繋がる可能性があるからまだいいけど、まゆりEDの場合は・・・。


まあ俺は助手派だからいいけど、まゆり派としては、トゥルーEDが助手verしかないってのは結構不満に感じる点・・・だったりするんじゃないかしら。そういえばディエス・イレでも幼馴染はルートに関係なく主人公に大事にされてはいるけど、存在、担当ルート、ED、全てが他の踏み台という酷い扱いだったっけ・・・。やはり幼馴染は空から落ちてくる系のヒロインに勝てない運命なのか?記憶にあるなかでは君望マブラヴくらいしか・・・。村正?幼馴染自体いねーよ。




【橋田至】
ダル。スーパーハカー。頼りになるキャラその2。所謂ギャルゲに一人だけいる主人公の親友ポジション。だがよくいる親友キャラと違い、しっかりとシナリオにも絡む。それだけに六章以降ほとんどスポット当たらんかったのは残念・・・。いや別にダルEDが欲しかったとかそーいうワケじゃないんだけど・・・。


世が世ならオカリンより技術的な共同作業や重度のネラーという点で、クリスとフラグが立っててもおかしくない気がする。やはり顔・・・か。




【阿万音鈴羽】
未来人。ジャージ。ヒロインというよりはキーパーソン・便利屋の色が濃い。ストライクな属性というわけでもないが、重い使命を背負いながらも常に明るく面倒見が良い、反面シナリオ上専用EDを除けば消える運命にあるという悲劇性からか、助手の次くらいに好み。担当である六章を終えても橋田鈴としてあちこちに影響を及ぼしたり、β世界線でも未来から飛んできたりと出番が多いうえに、このゲームで最大のトラウマイベント「失敗した」をも受け持つ為、存在感は他のサブヒロインより頭一つ抜けている印象。


十一章ラストのタイムマシン内で「ねえ、おじさん。この先にはさ、きっと『シュタインズゲート』が待ってる。あたしもおじさんも。誰も知らない世界が待ってる」から始まる一連の会話は泣ける。クリス、まゆりに次ぐ第3のヒロインと言っても過言ではない・・・かも。シュタゲ自体、鈴羽が成功に至るまでの物語と言い換えてもいいしね。


ちなみにタイターであると判明してから、改めて序盤のジョン・タイターとしての書き込みを見ると、スレ住人に相手にされず叩かれ煽られて落ち込む鈴羽、そんな中唯一まともに反応を返してくれた鳳凰院・・・というかオカリンに喜ぶ鈴羽・・・とかを妄想すると・・・萌える・・・どうしよう・・・。




【漆原るか】
巫女服。だが男だ。ルカ子自体は「うん、サブヒロインだね」としか言いようがないのだが、EDがちょっち・・・。同じサブヒロインでもフェイリスとは違って人の生死(フェイリスの場合父親)が懸かってるわけでもないのに、ルカ子を選んで尚且つ、まゆりを見殺しって結末がどうにも・・・。EDの一枚絵は幸せそうではあるものの、α世界線のままってことは、2025年にオカリンは死んじまうし、SERNによるディストピアも構築されるわけで・・・後味の悪さが半端ない。悪い子じゃねえんだけどなー。でも台詞のテンポが悪くて飛ばしたくなるキャラNo2。




【フェイリス・ニャンニャン
ネコ耳メイド。モモーイ。ダルがステレオタイプのオタクなら、フェイリスはステレオタイプのギャルゲヒロイン・・・と思わせて、色仕掛けに泣き落とし、決勝前だったとは言え、嘘は言っていないと分っていたにも関わらずあの態度、優勝した後の掌の返し様といい、ビッチ属性が少なからず含まれてるような気がしないでも・・・というか、間違いなく含まれてる。


見た目はステレオタイプの美少女だが中身は割りとビッチ・・・と書くとアレだが、見た目ステレオで中身もステレオよりは、腹黒・・・とまではいかないが、計算して自分のキャラを作ってるほうが好みなのでアリっちゃアリ。ただどうしてもシリアス+悲劇全開の六章の直後だと、人が真面目にどうにかしようとしてんのにその態度はなんじゃコラァ、と思わないでもなかったり・・・。冷静に考えりゃ、いくら表情で嘘かどうか見抜けるつっても、Dメール云々のことを速攻で信じるほうがおかしいっちゃおかしいんで当然の反応ではあるんだけど。


EDに関しては当初は「うわー、絶対この後まゆりも両親も死んで元の世界より酷くなりましたってオチだろ」と思ってたけど、wikiやらみるに別にそういうわけでもなさ・・・そう?だとすればトゥルーEDの次に救われるEDなのかも。クリスも面識ないとはいえ生きてるハズだし。ただやっぱり決勝後に起きるであろう4℃さんらによるリンチをどう切り抜けるのかって不安は残る。ダイバージェンスメーターが天王寺家にあったってことは、あの世界もこの先鈴羽がタイムトラベルせざるを得ない状況に陥るってことだし。


ちなみにプレイ当初はオカリン以上に重度の厨二病患者、もしくはメール内容も含めて全てを知っていた黒幕的ポジションかとも思ったが、そんなことはなかったぜ。




【桐生萌郁】
金髪携帯メンヘルヤンデレ。ほら、僕ってヤンデレ好きじゃないですか。知らないなら知っとけ。好きなんですわ。それは何故か。僕しか見ないからです。依存の対象だからです。裏切らないからです。二次元だと思って油断してると浮気されるぞ。そんでーですねー。別に俺ぁアレです。ヤンデレの狂気が好きとかそういう、いや好きだけど、そういうキャッチーな部分にだけ眼を捉われてはアカンと言いたいわけです。だってアレじゃないですか。大抵のヤンデレが狂気的な行動に走るのって、主人公が優柔不断だったり他の女にも手ェ出したりするからってパターンが多いじゃないですか。そうした愚かな行為を行わず、彼女一人だけを見つめていれば、それはとても幸せな生活じゃないでしょうか。win-win


ってーのが俺のヤンデレ持論なんすけども、別に萌郁はヤンデレじゃないよな。メンヘルではあるかも知れないけど。なんか世間一般的なヤンデレのイメージに当て嵌めた場合、萌郁がそうであるならば「こんなのFBじゃない!FBはそんなこと言わない!」つってミスターブラウンを刺し殺すくらいしなきゃダメだと思う。


まあそれはそれとして、九章で取っ組み合いになった際の悪態は最高なんだけどね。あれで鬼の形相のCGがあればもっと良かったんだけど。残念ながら個別EDこそないものの、トゥルーEDで幸せそうだったから良しとしよう。


あと何気にDメール送るたびに振り回されてる人間その1。折角IBN5100を獲得したと思ったら知らないうちにDメール送られて手に入れた事実が抹消されちゃってるし・・・。




天王寺裕吾】
もう少しラウンダーになる際の経緯を詳しく知りたかった。娘を人質にとって脅されたらしいってのはわかるけど、そもそも何でそこまでして(使い捨てのラウンダーであるにも関わらず)引き入れたかったのかってトコを・・・。橋田鈴の関係者だからとか、そういうのが関係してんのかしら。




天王寺綯】
こえーよ!やってることが元凶(SERN)潰しじゃなくて作中で言われてたように逆恨みもいいとこなあたり、やっぱりリープのしすぎて色々精神的にアレになっちゃったんだろうか。そもそもリープできるなら復讐もいいけど、その前に父親が死なない可能性を模索しとけよと思わんでもないが・・・「色々あって実際はその倍近い」という台詞から想像するに、まゆりを助けるためにリープ繰り返したオカリンみたく、何十何百と繰り返したけど結果は変わらなかった→精神が擦り切れて復讐鬼ぶりに拍車がかかった、っつー可能性も・・・。そう考えれば「意味なんて・・・ないんだ・・・」という台詞も感慨深くなる・・・でも怖い。


いっそ父親の死に関わった人間を残らず殺しつくしてやるってんで、標的がオカリンや萌郁だけに留まらず、他のラボメンは愚か、SERNすらもぶっ潰すとかになれば、ダークヒーロー的なキャラにならなくも・・・ない?15年後の綯の絵とか見てみたいもんだ。






以上。とりあえず設定資料集買ってくんぞオラー。