スーパーロボット大戦K 特典 Official Commentary Book付き

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というわけで2週間ぶりのスパロボ感想。今回に限ったことじゃないけどRPG・SRPGの常で終盤のプレイ意欲がだだ下がり。もういいじゃん地球の平和とか・・・。オリジナル組の発言が頭悪くてさらに低下するし。王道狙って失敗したのか斬新なの作ったつもりがやっぱり失敗したのか知らんミストさんはともかく、アンジェリカやシェルディアは今までのスパロボにないタイプで、もうちょっとうまいことやれりゃ良かったのに・・・。


■第33話「妃魅禍、野望の果て・前編」
ガズムを倒したら今度はアンジェリカの親父に憑依したラスボスが出てきた際のアンジェリカのコメント。


アンジェリカ「心のどこかでシェルディアのこと、他人事だと思ってた・・・」


だよねー。まあ他人事だよ。ギタギタとか言ってた人もいるし気に病むことねーって。


・強化されたハニワども
Zの強化コスモザウルスや強化百鬼兵に比べると雲泥の差。風見博士を見習えボケナス。


■第33話「妃魅禍、野望の果て・後編」
だから二人乗りのサブパイを外すのはまだしも戻ってくるときにLV上げたりすんのやめようよ。ズレるだろ!鏡の正体について書いた気がするが消えたのでどうでもいいです。


■第34話「天国の雷」
何か書いた気がするが消えたので略。最終話手前のこのタイミングで加わったテムジンtype a8がクソ強い・・・のはいいがラスト手前だというのにまたクソ長い要塞内進撃マップなのでダルくて仕方なし。そのうえボスもいません。21話前編といい、今回チャロンが話に絡むようになったのはいいがチャロン主役の話がどうもダルいのが多いな・・・。敵さん喋らないうえにバリエーション少ないしね。


■第35話「Another Sphere
チャロン編ラスト。敵だったライデンコンビと毒蛇3姉妹が味方として駆け付けてくれる展開が熱い。敵キャラが仲間になる展開として王道どころか常道もいいとこなんだけど、Kの場合その当たり前の展開すらないので・・・。あ、一応レイとステラが戦闘中に駆けつけたか。あんま燃えんかったけど。


ちなみにボスのダイモンinタングラムはボス恒例のマップ兵器持ちなものの、EN回復がないので反撃でビーム使わせまくるとガス欠で最弱武器すら撃てず、トドメとばかりにHP回復もないので増援の5人に負けたりする。なんだコイツ。


■最終話「心からの・・・」
やっとラスト。全36話(前後編があるので実質48話くらいか?)で短いとか文句言うかと思えばやっとラストか、ですよ。フー。


噂のクロノトリガーの魔王決戦をパクったBGMが流れる。もう1つのパクり曲、エストポリス2のほうに関してはプレイしたことはあっても現物が手元になく、そもそもプレイしたのは発売当時でそれっきり再プレイはしてなかったので言われなきゃ思い出せなかったが(ただCM(エスト2の)のほうは印象的でいまだに覚えてる)、これはハッキリとわかる。どれくらいハッキリかと言うと「心からの」でググると上から3番目に表示されるくらい。


・参考
心からの魔王OMEGA
スパロボKとエストポリス伝記のBGMがソックリな件



別段BGMをどこからパクろうが耳障りじゃないぶんにはどうでもいいけど、よりによって最終話に、特徴的で、知ってる人なら即座に思い出すような曲を持ってくる神経がわかんない。バレないとでも思ってたんだろうか。どうも話によるとスパロボやGジェネのBGMはジャスラック対策としてアニメからの原曲そのままでなく、アレンジを(程度の差は個別にあれど)加えることによってオリジナル曲として支払い・・・搾取を免れてるらしく、言い換えれば原曲のパクりを並べてるという解釈も出来なくはないので、それを逆手にとったやり方・・・と言えなくもない。屁理屈全開だけど別に実害もないしやっぱどうでもいいや。



・誰だお前シリーズ最終話編
ユウナ「オーブも総力をあげて救援のお手伝いをさせていただきます。地球の危機をぼんやり指をくわえて眺めていたら、カガリにどやされますからね」
(中略)
ユウナ「そうですよ、事務総長。僕達は同じ地球人なんです。お互いに協力し、助け合いましょう!この危機を乗り越えて、未来を掴み取るんです!」


カガリいわく「窮地に追い込まれ、奴の中で何かが目覚めたということかな・・・」。てきとー。


・何でお前がシリーズ最終話編
ル=コボルを倒すために部隊の仲間全員+2つの地球の住む人々に元気を分けてもらうソルレヴリアス。


カイジカイジ、海の男。海の平和を脅かす者は許さない・・・!」


出番どころか存在すらなかったカイジさんがここで登場。ある意味原作通りだけどびっくりだよ。


・ED
噂の原作より悲惨なファフナーBADエンド。総士は消滅、一騎は意識不明、真矢は視覚を失う兆候が。でもそれよりも何よりも、総士が消えた直後の打ち上げ宴会にファフナー勢を呼んでるんだよね・・・。ここは「楽しかったですねえ」と自分の身代わりになった総士のことを考えてかどうかは知らないけど浮かれるミストさんよりも(元々消えかけてた総士の場合、酷い言い方をすれば廃品利用みたいなものだし)、呼んだ人が悪いような・・・。誰が呼んだんだろう。カガリか?スパロボKのKはKYのKなのか?


ラストはミストさんの相変わらずモノローグか小説で言うところの地の文で書くところを口に出して言う悪癖で〆。


ミスト「隊長とアンジェリカ・・・それに地球で出会った仲間達とまたこうして地球のために働けるなんて最高だ!本当はもう1つの地球のみんなとも一緒にいたかったけど・・・。俺はこれからもずっとこの星を・・・大好きな地球を守り続けるぞ!」


↑原文まま。これを声に出して語るミストさん。キャラ付けなのかライターの力量不足なのか・・・後者と思いたい。




■総括
未完成品。シナリオに関してはライターの力量不足として、肝心の戦闘アニメに関しても新規参戦組以外は手抜きというか、ブツ切りを繋げただけの連続攻撃やテンポの悪さが目立つ(特にキングゲイナーやデスティニーが顕著)。新規組もゾイドはいまいち力入ってないような・・・。ガイキングジーグ、ファフナー、ガンソあたりは文句なしなのに。ただ楽に挟めるのかカットインだけは歴代最高かも知れない。特に好きなのが旧ジーグのマッハドリルのトドメ演出と、デスティニーのトラウマカットイン。


また、カガリが部隊の最高指揮官であり、存在感も台詞量も間違いなく全キャラ中トップという、後にも先にもまずないくらい優遇されるスパロボなので、カガリファン、進藤尚美ファン、加賀ヒカルファンは満足出切ることでしょう。声ねーけど。陰陽師〜妖艶絵巻〜の3巻まだかよ畜生。