戦う司書と世界の力 BOOK10 (スーパーダッシュ文庫)

戦う司書と世界の力 BOOK10 (スーパーダッシュ文庫)


2月中に読んだりしたもんその1。司書シリーズ完結編。司書らしくないとすらいえる王道展開だったけど、邪道邪道で突き進んできた物語の結末としてはこのほうがいいかな。今までの下地(邪道)があってこそ王道が映えるっつーか。死者はきっちり殺しきるあたりは司書らしいけど。


見所はやっぱり中盤からの追い込みもさることながら、ハミュッツ姐さんのチンピラ口調かなあ。クソがクソが連発して非常に可愛い。今までが常に余裕ありげなスタイルなだけに。あと面白かったのはエンリケ。本人的には真面目だし、見せ場も美味しいんだけど、なんつーか、エンリケさん、そんなに強かったっけ・・・?みたいな。なんか今までライデインだと思ってた電撃が最後の最後でミナデインに格上げされたような・・・。そして何より、最終巻における数少ない死者の、少なくとも半数以上がエンリケの雷の巻き添えという事実。ナニしてんですかエンリケさん・・・。