以前読んだ「龍盤七朝 DRAGONBUSTER」と世界観を同じくする中華ファンタジー小説。両方ともまだ序章ではあるものの、自分の能力を過信して天狗になっていたところをボスに格の違いを見せ付けられ、仲間を失い数年間腐るも、もう一人の主人公との出会いで再度立ち上がるっつー主人公の造形のおかげでこっちの「ケルベロス」のほうが好み。しかし今更ながら中華武侠作品における「気」ってのはほんとに便利要素。気じゃあしょうがないな、としか言えん。いや好きなんだけど。