装甲悪鬼村正 ビジュアルファンブック (TECHGIAN STYLE)

装甲悪鬼村正 ビジュアルファンブック (TECHGIAN STYLE)


値段についてはとやかく言うまい。資料集なんざそんなもんだ。ただ、なあ。絵巻じゃないんだからこの横長は・・・いや言うまい。




【人物紹介】
冬コミセットの「悪鬼の章」のほうが資料的にもスタッフコメント的にも面白いのでカットカット。あくまで資料集ではなくビジュアルファンブックと銘打ったからか、ほとんど登場人物紹介全キャラverって感じ?ン?


・人物対比図
茶々丸が割りと大きい。雪車町と対して変わらんとは・・・。でもこれは雪車町が猫背の所為かな。栄えある最長身キャラは雷蝶様・・・なのだが、トサカ抜きにすれば微妙にガーゲットのほうが高い気がしないでもない。アスカロンも草葉の陰で喜んでるだろうぜ。




【物語回想】
章ごとのあらすじ解説と、使用された全CG、加えて各CGに対しての場面解説とスタッフコメント+フローチャート攻略。ゲームオーバー時のCG(武道脱落)も当然載ってるわけだけど、一番早く見れるのが第三編とは知らなかった。ていうかこの展開、オレ見てねぇっす。だって第三編って操見逃して一条か香奈枝さん斬ってもどっちか絶対生き残るやんけ、と思ってたら、後のフローチャートにて氷解。村正ルート突入後、第三編終了時点でゲストキャラ(操)より好感度が高いのが村正であること、と。成る程。確かプレイ中は村正4、操4だった気がするから、これを見るには意図的に操の好感度上げ過ぎないようにせんといかんわけか。




・英雄編
こうして並べてみてみると、他編に比べてエロとグロとメカの比率の高さが際立つ。グロとメカの要因の大部分は正宗とヨシキヨの所為。あとやっぱ着物一条可愛いですってばよ。


・レールガンパンチのコメント
「右下に見える足が、どーしても巨大なナニかに見えて仕方がない」







↑足がナニに見える一例。




・復讐編
ガッタイダーと香奈枝さんのオンパレード。EDの一枚絵はやっぱり本来血みどろでグチャグチャらしい。でも不自然なくらい白くて綺麗というか、憑きモノが落ちたように眠る二人の図が好きなのでやっぱこっちのほうがいいよネ。


・獅子吼の妖剣
「実際にやってみてください。本当に距離感が〜」


・・・出来るか!いやモップとか棒っきれでもいいならっ・・・可能っ・・・!


そういえばこの構え、握りが違うから同じ構えとは言えないので似たような構えになるけど、るろ剣で剣心が「信剣の構え」として敵(般若)に使ってて、その使用意図が距離感を狂わす敵の腕の長さを見極める為という、獅子吼の妖剣とは真逆の構えだったり。




・魔王編
というか没イベント絵暴露ネタ。邦氏と桜子のサッカーボール、獅子吼少年香奈枝に花束、景明蜘蛛の腹を拭く、景明と光の勉強会、堀越で食卓を囲う景明と茶々丸、骨董屋と景明と村正。何故没ったし。特に2、3番目。


・八剣姫
劔冑は太刀の存在により左右反転が不可能な為、演出の都合で反対向きの絵が欲しいときはそのつどレンダリングを〜・・・。要は無手の八剣姫(と銀星号)は処理がとても楽でした、というお話。八剣姫に限らず、2D・・・普通の一枚絵はキャラや場面に関してのコメントが多いのに対し、3DのイベントCGに対しては「ここに苦労しました」「この演出の処理が・・・」という愚痴で埋められているような・・・。この辺の3Dに対するこだわりはニトロらしくて良いのだが、その代償があの超速(笑)スキップなのね・・・。




・悪鬼編
ラストの悪鬼スマイルの見えなかった顔の上半分が公開。端が吊り上がった笑みだけ見ると「まさに悪鬼」なのだが、目がなんかもー、悪鬼とも取れるし、泣くのをこらえてるようにも・・・。




【劔冑紹介】
「装甲の章」と(略)。違いを挙げるとするなら、装甲の章が「絵」での紹介だったのに対し、こっちは3Dモデルでの紹介。あと各劔冑の生産国(大和・武蔵国みたいな)、作られた時代、兵装、陰義、グラフ式能力パラメーター等、ゲーム内で見られる劔冑一覧のデーターベースを詳しくした感じ。見所はやっぱスタッフコメントと、誓約の口上?バロウズは演出だと思ってたあの楽曲がちゃんとした口上の代わりだったり、獅子吼の「銘など不要!」は別に口上じゃなかったり・・・。あと陰義は、小太郎の月山の担当は金打声欺瞞・・・つまりあのジジイ声も欺瞞なんだよ!装甲してないときもジジイ声?喋るときは常に陰義使ってんだよ。多分。




【番外編】
ビジュアルファンブックにはお馴染みの、雑誌、ポスター等、各媒体で使われた絵の数々。とコメント。「PUSH!!」2009年12月号描き下ろしイラスト、の香奈枝さんが色々凄い。どう見てもまともにヒロインに見せかけるつもりすらない。つーか人村正の絵が少ない、っていうか無いのは、隠しキャラみたいなもんだから、代わりに他三人の絵が多くなるのはわかるんだけど、香奈枝さんのこの少なさは・・・(内訳は一条が7枚、茶々丸が5、光が3、香奈枝さんも3)。しかも3枚の内2枚は返り血を浴びて笑ってるし。さすがやでぇ香奈枝さんは・・・。一条は返り血を浴びるってより出血する側だからか、絵は本編詐欺と言われてもいいくらい可愛かったりエロかったりするものが多いのに・・・。




【抱き枕紹介ページ】
つらつらと萌えとエロに関して書き綴ってあるページ。・・・本編解説の項でも思ったんだけど、エロの薄さに関しても絵は悪くねぇんだよな、絵はよ・・・。




【スタッフ座談会】
用語辞典と並んで、「悪鬼・装甲の章」との差別化において一番の目玉、か?でも奈良原せんせぇは欠席です。「ライターが作品以外の場で語るとロクなことがない」とか。まあ確かに、下手な発言する心配も、イメージ壊す心配もないしなー。一応刃鳴散らすのあとにライターとして何回かコラムみたいのやってたけど、大半は剣劇に関しての薀蓄と、そのまんま剣劇SS載せたりとか、そんなんだったからね・・・。いや、そんなんで良かったんだけど。今後の展開としては決定してるREDの漫画の他に、ドラマCDの続編と、もう一つデカい企画が進行中だとか。アニメ・・・は無理・・・だな・・・多分。




【用語辞典】
目玉!のハズなのだが、多分コレ奈良原さんが書いてるんじゃねえっぽい。型月系の用語辞典やディエス・イレみたいなシュライバーだけで半ページ埋まるような解説を期待すると肩透かし、かも。






結論。冬コミセット持ってなきゃ買っとけ。持っててもファンなら買っとけ。・・・しかしこの収納方式、どうにかなんねえのか。あの、フェイトの読本みたいに、箱みたいなのにキッチリ詰まってるタイプのアレね。取り出しにくいねん。